本作は、「河嶋陶一朗」「冒険企画局」「新紀元社」が権利を有する『マルチジャンル・ホラーRPG インセイン』の二次創作物です。
©著:河嶋陶一朗/冒険企画局
本当は怖い現代日本
特殊型
プレイヤー人数3
リミット3
<舞台>
パソコンの向こう側。あるいはスマートホンの向こう側。
World Wide Webによるハイパーリンクの結合。
ソーシャルネットワーキングサービス。
動画サイト。
電子の海。
3Dアバターや第三者のペルソナすらも持つことができる第二の世界、インターネットの世界が舞台だ。
<導入>
夏の暑い日。夏休みも中ごろを過ぎたお盆の前。
PC1の学校の生徒が死んだ。
首つり自殺だった。
「(PC2)先生に裏切られた」と遺書を残しての死だった。
第一発見者は、PC1。
昼下がりに神社の境内で、足元にはPC2の作品が散らばっていた。
※作品=PC2によってジャンルを決定
<レギュレーション>
初心者がいる場合は基本1のみ。そうでなければ2まで使用していい。
PC間はセッション中、ネット/電話を通じてのコンタクトしか取れません。
PC間に面識はなくあなた達だけの小さなディスコードサーバーでの付き合いしかありません。
本名など個人情報を交換していてもかまいません。
基本的には協力型ですが、一定条件を満たすことで対立を誘発する場合があります。
また、秘密の開示により、各PCは各設定において非常に不条理な設定変更を押し付けられる場合があります。
ご注意の上、了承し参加してください。
<生命力についての注釈>
ルールブック記載の通り、肉体的な健康状態を示していますが、時に言葉の刃は肉体の健康を損ねます。
<ハンドアウト>
PC1:学生
ディスコードサーバー『相談室』の新参者。
自殺したクラスメイト「神原泡」の第一発見者。
警察に取り調べを受ける。
PC2:作家
ディスコードサーバー『相談室』の重鎮。
有名作を世に出しているがファンの前に姿を見せていない。
警察に取り調べを受ける。
PC3:夜の蝶
ディスコードサーバー『相談室』の管理人。
水商売経験を活かして様々な悩み相談に乗ってきた。
PC1、PC2に事件について相談される。
<NPCハンドアウト>
「ディスコードサーバー『相談室』」
名前の通り、何らかの相談を行えるとした雑談サーバー。
最盛期は常時40人ほどのアクティブ数だったが最近はアクティブ数が減っておりPCたち3人ともう一人しか残っていない。
「巌窟王」
ディスコードサーバー『相談室』の最初期のメンバー。
自称金持ちで、ディスコードのDMでは薬物乱用や未成年の買春行為をほのめかす。
千葉県山武郡九十九里町に住んでいるという。
「神原泡(かんばら あぶく)」
PC1の学校の生徒で自殺済み。16歳。女性。
PC2のファンで天文学部所属。