本作は、「河嶋陶一朗」「冒険企画局」「新紀元社」が権利を有する『マルチジャンル・ホラーRPG インセイン』の二次創作物です。
©著:河嶋陶一朗/冒険企画局
本当は怖い現代日本
特殊型
プレイヤー人数4
リミット3
<舞台>
千葉県山武郡九十九里町。
九十九里浜のほぼ中央に位置し、都心から60キロメートルの首都圏に属す。
イワシ漁とともに栄えてきた九十九里町は、全国を測量し日本地図を完成させた「伊能忠敬」生誕の地でもある。
古来から気候温暖で、水と緑に囲まれた自然の恵み地として、多くの文人墨客(高村光太郎、竹久夢二、徳富蘆花など)が訪れており、夏には海水浴で賑わいを見せている。(町長挨拶より)
<レギュレーション>
初心者がいる場合は基本1のみ。そうでなければ2まで使用していい。
特殊型について。協力型での進行だが、非合法な手段を用いる場合などは対立することがあるかもしれない。
<導入>
きっかけは、ファストフードを1日3食30日間食べ続けるという、思いつきの挑戦だった。
準備を整えるにあたり、様々な人を巻き込むことになった。
食べるもの、興味を持つもの、心身を管理するもの、そして立ちはだかるものである。
これは、飽食の時代に食に関わる者たちの30日間の記録だ。
PC1:推奨=自由
「心身ともに健康で自信のあったあなたは、とにかく強い意思で1日に3食・30日間、大手チェーンのファストフードを食べ続けようと思った」
PC2:推奨=医師
「健康診断に訪れたPC1から他愛のない”挑戦”の話を聞き、彼(彼女)の健康に何かある前に止めなければならないと義務感から連絡先を交換し積極的な情報交換を求めるようになった」
PC3:推奨=記者
「九十九里町の少女が、自らの肥満をファストフード業界の責任であると訴えたが退けられたという裁判に興味を持ち、肥満の増加という社会問題にファストフード業界の影響を暴くことに取り掛かった」
PC4:推奨=ビジネスマン
「管理を担うファストフードチェーンの店舗にて、毎日3食スーパーサイズの食事をとっている客(PC1)が来ている。当社のイメージを損なわなれては迷惑なので穏便に済ませて欲しい」
【プライズ:McDOWELL千葉パティ工場入館証】
「九十九里から車で20分ほどにある工場の入館証。入館チェックはざるなので、これさえあれば工場区域まで立ち入ることができる。このプライズに秘密は存在しない」
※これを持っていないと「McDOWELL千葉パティ工場」に対して調査ができない。
McDOWELL(マクドゥーウェル)
「千葉県を中心に展開している全国チェーン店。マクドナルドとは別だが、地元民には愛されている。ビッグマックのパンズにゴマがついていない。」
McDOWELL千葉パティ工場
「オーストラリア牛肉を輸入したのち、パティに加工する工場。スライム肉を加工しているなど、まれに都市伝説のように話題になる」
令和〇〇年4月22日McDOWELL訴訟記録
「九十九里町の少女が起こした、自らの肥満をファストフード業界の責任であると訴えた裁判。地裁により棄却。訴状は受理されたが、因果関係は認められず棄却された。」
PC1の1サイクル開始時の容態(※1サイクル目に調査可能)
「ふっくらと健康そうにみえる」
PC1の2サイクル開始時の容態(※2サイクル目に調査可能)
「顔が赤みを帯びずいぶんと太ってきた」
PC1の3サイクル開始時の容態(※3サイクル目に調査可能)
「顔がまだらに赤く吹き出物が目立ち体中がぱんぱんに膨れ上がっている」